温泉大辞典
− 打たせ湯とは −
成分・泉質について
打たせ湯とは
打たせ湯とは?
上から落ちてくる温泉水で体を打たせる温泉水圧浴を、打たせ湯と言います。温泉の温熱効果と水圧による刺激の効果が期待されるもので、普通の入浴と異なり、局部的に高い水圧で体を刺激することで、打たせた部位は血行が良くなり、筋肉のコリを和らげることができます。別名「湯あんま」ともよばれます。
江戸時代、湯治客を迎える箱根七湯の売りは「滝湯」(=打たせ湯)でした。1811年の「七湯の枝折」によると、打たせ湯は箱根の各所にあったことが分かります。
また、筋湯温泉(大分)は共同浴場の打たせ湯がよく知られており、打たせ湯のある湯治場として有名です。
打たせ湯は、湯がはじめとぶときにマイナスイオンが発生し、心身をリラックスさせる効果があることが医学的にも判明していますが、その一方で近年は、循環ろ過方式の温泉では飛沫による衛生上の事故を防ぐために打たせ湯の使用が控えられつつあります。
箱根温泉郷はエリアも広いが多種多様な魅力いっぱい。年間を通して客足の絶えない一大観光スポットだ。
玖珠川上流の山峡の小盆地に宿がひしめき建つ。万治元(1658)年開湯以来、湯治場としての長い伝統をもつ。4か所ある共同浴場はどれもレトロムードにあふれ、外湯めぐりも楽しみ。
夏場の観光スポットと言えば、海水浴やプール。海岸線沿いの有名温泉地なら、昼は海水浴や・・・[続きはこちら]