温泉大辞典
- 硫酸塩泉って何? -
成分・泉質について
硫酸塩泉って何?
硫酸塩泉って何?
硫酸塩泉は、「傷の湯」「脳卒中の湯」などと呼ばれることもある泉質です。硫酸塩泉は、含有成分によって、さらに「カルシウム硫酸塩泉(石膏泉)」「ナトリウム硫酸塩泉(芒硝泉)」「マグネシウム硫酸塩泉(正苦(くみ)泉)」の3種類に分類されます。
カルシウム硫酸塩泉は、カルシウムによる鎮静効果から、「傷の湯」「痛風の湯」とも呼ばれます。高血圧症や動脈硬化症、脳卒中、慢性関節性リウマチ、外傷や皮膚病にも効果があるとされます。飲泉として利用されることもあり、後述するナトリウム硫酸塩泉の効果に加えて、じんましんなどに効果があるとされます。
ナトリウム硫酸塩泉は、入浴による効果としては高血圧症、動脈硬化などに効果があるとされています。また、飲泉として利用されることもあり、その場合には胆汁の分泌が促進され、腸の蠕動運動を活発化する効果があります。
マグネシウム硫酸塩泉は、他の硫酸塩泉と同様の効果があります。特に、高血圧症の血圧を降下させ、脳卒中後の麻痺の改善に効果があり、動脈硬化の予防にもなるとされています。無色透明でにおいもありませんが、独特の苦みがあります。
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