温泉大辞典
− 温泉の成分表とは −
成分・泉質について
温泉の成分表とは
チェックしよう!温泉の成分表
温泉の成分表は、温泉法により掲示が義務付けられています。温泉の入り口や脱衣所などに掲示されています。見慣れない言葉も使われており、分かりにくい数値も並びますが、成分表の大まかな内容を知っておくと、自分に合った温泉かどうか、またどんな効果が得られるのかが分かります。
源泉の名前、湧出地に続いて、「泉質」「泉温」「pH値」「適応症」「禁忌症」が書かれています。泉質は単純泉、硫黄泉など9種類に分類されます。pH値は、酸性、中性、アルカリ性などの、水素イオン濃度による分類です。例えば、pH値7を超えるアルカリ性のお湯は、肌の角質を溶かしスベスベにする効果が期待されることから、美人の湯、美肌の湯として女性に好まれる傾向があります。適応症とは、その温泉に入浴することで症状の改善が期待される病気などを表しています。禁忌症は、その項目に書かれた症状をもつ人は入浴できないことを示しています。
温泉成分表の中には、1リットル中の成分含有量や、入浴時の注意などを細かく書いてあるものもあります。
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