温泉大辞典
− オンドル浴とは? −
成分・泉質について
オンドル浴とは?
オンドル浴とは?
熱い温泉を床の下などにひき、その上に横たわるなどして体を温めて療養する入浴方法をオンドル浴と呼びます。発汗作用が促されるなどの温熱効果があります。
秋田県の後生掛温泉や大深温泉などが、オンドル式の宿泊施設で湯治ができる場所としてよく知られています。後生掛温泉は東北屈指の名湯で、オンドル浴だけでなく通常の浴場や蒸し風呂、打たせ湯、泥湯など様々な入浴方法を楽しめます。大深温泉は八幡平にひっそりとある静かな温泉で、宿泊地の食事は自炊のみ。登山の基地としても人気です。
玉川温泉(秋田)では、「岩盤浴」が盛んに行われており、これもオンドル浴の一種です。噴気地帯の熱い岩盤の上に直接ござを敷いて、その上に横たわり温浴をするというものです。岩盤からの温熱効果に加えて、噴気孔や源泉から発生する様々な成分を含んだ蒸気を吸入することで、療養効果を高めるといわれています。
「馬で来て足駄で帰る後生掛」とうたわれる東北屈指の名湯として名高い温泉地。旅館部のほか、湯治棟、浴場棟など8棟からなり、これらが重なるように建っている。
八幡平の中でも最もひっそりとした静かな温泉地。2棟の簡素な木造の建物が並ぶこぢんまりとした一軒宿がある。食事は自炊のみで、登山の基地や湯治に人気。冬期は休業。
Ph1.05の強酸性のお湯で、単一の湧出口から湧き出る温泉としては、日本一の湧出量がある。源泉の付近には火山活動を見ながら歩ける玉川自然研究路が整備されている。
上から落ちてくる温泉水で体を打たせる温泉水圧浴を、打たせ湯と言います。温泉の温熱効果と水圧に・・・[続きはこちら]