清流せせらぐ札幌の奥座敷
札幌の奥座敷といわれる定山渓は、温泉街の中心を流れる豊平川のせせらぎと、渓谷の豊かな自然が季節によって違う表情を見せ、訪れる人を和ませてくれる。美泉定山によって開発され、開湯140余年という歴史ある北海道有数の温泉地だ。
地獄から湧く湯が登別温泉の活力源
荒々しい爆裂火口を背景にして、高層の大旅館が林立する。周囲は太古から続く原始林。自然の豊かな温泉地だ。発展の始まりは江戸時代末期。滝本金蔵という人が、妻の病を治そうと訪れたのがきっかけだった。それから約150年。いまや国内外から年間330万人が訪れる名湯である。
オホーツク圏と阿寒湖畔に湧く湯
道東を代表する国立公園の阿寒に湧く阿寒湖温泉、知床国立公園に湧くウトロ温泉、そして網走国定公園内の網走湖鶴雅温泉、大雪山国立公園の一角に湧く層雲峡温泉も加えた。
大地の広がりに広大な北海道を見る
どこまでも続く丘、どこまでも真っ直ぐにのびる道、連なる峰を見せる山。富良野・十勝一帯は、道内でもとびきり北海道の大きさを感じさせてくれるエリアだ。その大地の恵みがお腹と心を満たし、巡る温泉の名湯が身を日常の呪縛から解き放ってくれる。
開湯350年を誇る函館の奥座敷
道内最古の湯の一つといわれる湯の川温泉は、承応3年(1654)に松倉川河口付近に開湯したといわれる。現在でも海に面した温泉街に約30軒のホテル・旅館が点在。津軽海峡を見わたす露天風呂、漁火が窓に映る客室、北海道ならではの海の幸が自慢の宿が多い。
洞爺湖南岸の湯と自然多き温泉
カルデラ湖としては日本で3番目に大きな湖・洞爺湖。その美しさは北海道三大景観のひとつに数えられるほど。洞爺湖温泉は湖の南岸。有珠山の北に位置する。豊かな湯量と雄大な自然に恵まれ、ホテル・旅館の数は道内随一の観光地。サミットの会場としても有名だ。