温泉大辞典
− 上がり湯をしてはいけないの？ −
温泉の入り方
上がり湯をしてはいけないの？
上がり湯ってしちゃいけないの？
温泉の湯船から出た後にシャワーを浴びるなどの「上がり湯」をする人がいますが、もったいない！体に付着した温泉成分が流れて行ってしまいます。
とはいえ、びしょびしょの体で脱衣所に行ってしまうと、他の入浴客に迷惑となってしまいます。湯から上がる際には、浴場に持って行ったタオルを絞り、その絞りタオルで濡れた体をふきましょう。
ただし、湯ただれを起こしやすい人については、淡水で洗い流すか、きちんとふき取るなどして湯ただれを防ぐなどして、温泉で満喫したリラックス気分を保ちましょう。
また、刺激性の強い温泉もあり、その場合は自分の肌に合わせて対処しましょう。刺激性の強い温泉の代表例としては、草津温泉が挙げられます。草津温泉はpH2の強力な酸性泉です。草津温泉の周辺には、四万温泉や沢渡温泉など、「草津の上がり湯」や「なおし湯」と呼ばれる、刺激の少ない温泉が複数あります。
草津温泉と周辺の温泉地
源泉掛け流しの天然温泉は強力な殺菌力を持ち、地元の人々は小さいころから、その湯で傷を治してきたともいう。
四万川上流の渓流に沿い、湯煙情緒あふれる温泉街。飲用すれば胃腸に効くといわれ、随所に飲泉所がある。
草津温泉で湯治後の仕上げの湯「なおし湯」として古くから親しまれる。長期滞在者が多く、県医師会の本格的な温泉病院もある。
日本でも有数の高地にある温泉。湧き出る白濁した湯は抜群の効能を誇る。江戸末期から湯治客でにぎわう。
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