伊豆の山々を背に、相模湾を望む熱海温泉。名前の由来は、海上に温泉が湧き昇り、波が熱湯となるために、「あつ(熱)うみ(海)が崎」と呼ばれたことからとか。江戸時代には「御汲湯」として年に数回、将軍家に献上された。
相模湾に面し、数多くの源泉が点在する湯量豊富な温泉地。隣接する熱海温泉に比べ、こぢんまりとした静かな環境が魅力。海岸の洞窟から海に向けて、湯が走るように流れ出す源泉、走り湯が有名。
海に面し、温暖な気候と素朴な雰囲気に包まれた温泉地。海を望む露天風呂と新鮮な魚介類も魅力。高級ホテルから民宿まで、数多くの宿泊施設が軒を連ねる。湯量豊富で、源泉掛け流しの宿も多い。
山と海に憩う、伝統の湯の街
新幹線で東京から39分。熱海温泉は、山から湧きだす硫黄温泉と海から湧く塩化物温泉が9割を占める。明治、大正と多くの貴族や文人が逗留する高級別荘地として栄えたが、近年では都心から気軽にいけるカジュアルリゾートに進化中。レトロな温泉街をそぞろ歩くも、ライトアップされたビーチの花火を眺めるもお好み次第だ。