「砂むし温泉」で有名な指宿は、市内の泉源1000か所以上を数える湯量が豊富な温泉郷。温泉街のメインストリートに植栽されたフェニックス、ハイビスカス、ブーゲンビリアが南国ムードを高める。湯治場風情が残り、自炊できる宿もある。
その昔、西郷隆盛も狩猟や湯治で逗留した温泉。鰻池近くに湧く単純硫黄泉で、3軒の宿と共同浴場の「区営鰻温泉」がある。集落からは湯けむりが上がり、情緒たっぷり。
岩戸海岸に湧く、およそ800年の歴史がある鉱泉。泉質はナトリウム-塩化物泉。「枕崎観光ホテル岩戸」が一軒宿で、朝7時半から9時まで、昼夜は15時から22時まで日帰り入浴ができる。
鹿児島の山と海で名湯を堪能する
海側の指宿と内陸山手の霧島は薩摩半島にあり、錦江湾をはさんで正面に桜島と大隅半島を望む。一年を通して温暖な気候で、2月には菜の花が満開に。浜辺の砂むしで有名な指宿は主に塩化物泉、霧島はその他に硫黄泉、明礬泉もある。南国情緒あふれる南国情緒溢れる薩摩の地に浸ってみよう。