開湯は縄文時代といわれ、聖徳太子も訪れたという。正岡子規など、ゆかりの著名人は数多い。近代的なホテルが並ぶが、夏目漱石『坊っちゃん』で描かれた道後温泉本館のたたずまいはそのまま。
道後温泉の奥に位置し、石手川渓谷が深くなっていく川沿いの温泉地。西日本最大級の露天温泉「翠明の湯」や貸切露天風呂がある一軒宿では、掛け流しの良質な湯を満喫できる。
住宅地の中に湧く温泉。露天風呂や水の抵抗や浮力を利用した歩行浴、強力水流が全身を揉みほぐす流水浴アクアレビューなど趣向を凝らした大浴場と20もの貸切風呂がそろっている。
刻太鼓が知らせる道後温泉の朝
3000年の歴史をもつ道後温泉は、飛鳥時代には天皇や聖徳太子が来浴し、数多くの文化人が訪れた名湯である。国の重要文化財指定の共同浴場・道後温泉本館を囲むように、充実した設備を誇る温泉旅館や商店がたち並び、湯の町情緒を満喫させてくれる。