源義朝の家来が白狼に導かれて発見したと伝わる。三朝の名は、三晩泊まって三回朝を迎えると、どんな難病も治るというところから。ラドンを多量に含む湯は肌ざわりがよく効能の良さで知られる。
開湯は明治35(1902)年、湖底から湯が湧き、埋立地に温泉街がある。名物は「湖上温泉」。湖にせり出すように宿が建ち、露天風呂から眺める東郷湖は絶景。
明治5(1872)年、広大な東郷湖底から湧出する湯を利用して温泉が開かれた。夕日にはえる四ツ手網と、湖畔の風景がマッチして、独特の風情を醸す。湖では釣りも楽しめる。
体の全てで感じる世界有数の良泉
世界でも数少ない高濃度のラドン泉が三朝のシンボル。その高い治療効果に観光だけでなく、湯治を目的に訪れる人も少なくない。ラドンガスの湯気が漂う街並みを歩けば、どこか懐かしい風景が目に入る。木造りの家々に明かりが灯り、浴衣姿の人々が行き交う。そんなレトロな町並みも三朝の魅力だ。