和銅6(713)年編纂の『肥前国風土記』に「東の辺りに湯の泉ありて能く人の病を癒やす」と書かれた伝統の湯処。江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、藩営浴場は武士や町人の入浴客でにぎわった。今も九州北部随一の温泉地として有名。
嬉野温泉と同じく、1300年前の『肥前国風土記』に記された歴史ある湯処。慶長の役の際に豊臣秀吉が定めた「入湯心得」や、伊達政宗、宮本武蔵、伊能忠敬、シーボルトらが入浴した記録も残る。美人湯として知られ、昔ながらの湯の街情緒も豊か。
太良町の有明海に面した温泉地。地元の旅館では、有明海でとれる竹崎カニをはじめ、旬の魚介料理を楽しむことができる。
旧街道の宿場町に湧く歴史ある温泉
佐賀県南部ののどかな田園地帯に湧く古湯。江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、今も60軒以上の温泉旅館や飲食店、商店がひしめく賑やかな温泉街を形成している。温泉は日本三大美肌の湯の一つに数えられ、その効能豊かな湯を求めて訪れる女性客も年々増えている。