「宝塚歌劇」であまりに有名な街の温泉。行楽地とあって新興のイメージが強いが、温泉は奈良時代開湯という由緒で、中世は「小林の湯」と呼ばれ親しまれていた。入浴専用施設も充実している。
一軒宿の大谷にしき荘に隣接して、入浴専用施設「観音湯」が建つ。いかにも温泉らしい褐色湯は、さまざまな疾患に効果的な強塩泉で、体全体の治癒力を高めるといわれている。
毎分615リットルの湧出量を誇る丹波篠山市の温泉。日帰り入浴施設「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」と王地山公園内の宿「ささやま荘」が湯を引く。なめらかな湯ざわりが肌に気持ちいい塩類泉。