安永年間に仙台藩の御殿湯が設けられたことで知られる。現在も中小規模の旅館が並び、昔ながらののどかな温泉地を形成している。湯治の設備が整う宿も多く、温泉保養に最適だ。
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉赤湯 |
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交通 | JR陸羽東線鳴子御殿湯駅から徒歩5分 |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 鳴子観光・旅館案内センター |
お湯の泉質 | その他(炭酸水素塩泉、硫黄泉) |
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源泉の数 | 52 |
お湯の色 | 無色透明緑色赤褐色 |
お湯のにおい | (石油臭) |
源泉の飲泉 | できません |
源泉のpH値 | 7中性 |
源泉の温度 | 53~73度 |
古くから湯治場として有名な山間の温泉で、大半の宿が素泊まり長期滞在の湯治客を受け入れている。自炊湯治専門の宿も何軒かある。町中の商店で食材を買って自炊したり、飲食店ですませたりで滞在費を浮かせて、じっくり時間をかけて湯治するのだそうだ。そのためだろうか町の通りからは落ち着いた生活の匂いを感じる。観光やリラクゼーションを目的とした滞在には温泉旅館やホテルもある。日帰り入浴も多くの宿で可能なので、いろいろな楽しみ方ができる。山形県新庄か宮城県古川から「奥の細道湯けむりライン」(JR地方線陸羽東線)に乗って鳴子御殿湯駅下車。山形側も宮城側も新幹線に接続するが、陸羽東線の本数が少ないため交通の便はよくない。しかしせっかくだからローカル線にゆられて、のんびりと行き来を楽しむことを勧めたい。