洞爺湖温泉(北海道)
水中観光船で体験する清れつな支笏湖ブルー
支笏洞爺国立公園の代表的な景勝地・支笏湖。湖面は標高248メートル、周囲40キロメートル、面積78.4平方キロメートル、最大水深360メートルと田沢湖に次ぐ深湖で、日本最北の不凍湖だ。
フィッシング、ダイビング、キャンプなど楽しみ方はいろいろあるが、高い透明度を誇る湖ならではの楽しみ方は水上と水中遊覧。船内に入ると目の前に飛び込んでくるような大きな窓から見えるブルーの湖底。支笏湖ブルーと呼ばれる美しい紺碧が、湖の透明度の高さを表している。
船が進むごとに、荒々しい岩や、まるで砂地のような波紋など、あまり見る事のできない自然の造形美も発見でき、カルデラ湖ならではの神秘の世界を体験できる。
もちろん湖上からの景観も美しく、湖畔の原始林など、大自然の偉大さに感動するはずだ。所要時間は30分。
支笏湖水中観光船
- 電話:0123-25-2031(支笏湖観光船)
- 営業時間:8時40分〜17時10分
- 定休日:11月中旬〜3月 ※波や風の状況により、欠航する場合あり。
- 入場料:大人1200円、小人600円
- アクセス:洞爺湖から車で1時間10分
- 駐車場:なし
- 住所:北海道千歳市支笏湖温泉番外地
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編集部チェック!
船上から見える支笏湖畔の大自然も、遊覧の見所のひとつ。青い空、支笏湖ブルー、原始林の緑がみごとに融合し、素晴らしい景観をみせてくれる。湖畔一帯には野生の動物も多く見かけられ、うまくいけばキタキツネに会えるかも。
また、季節によっては、6月〜8月に解禁されるチップが湖底を泳いでいるかもしれない。チップとはアイヌ語からとった姫鱒の愛称。湖畔の店では美味しいチップ料理も堪能できる。
樹齢300年以上の木と野鳥たちの杜
その9割以上が自然林という支笏湖の森の中で、もっとも原始の環境を残しているのが西岸にある美笛地区。美笛とはアイヌ語に由来する地名だ。この美笛地区には、樹齢300年以上のカツラやミズナラの巨木がそびえ立ち、いつのまにか「野鳥の森」と呼ばれるようになったという。これらの巨木は、樽前山噴火の火災を逃れ、昔のままの姿を残している。自然がなせる技だ。散策するのにおすすめ。
野鳥の森
- 電話:0123-24-8818(千歳観光連盟)
- 営業時間:自由見学
- 定休日:なし
- 入場料:無料
- アクセス:洞爺湖から車で50分
- 駐車場:あり(無料)(美笛キャンプ場・有料)
- 住所:北海道千歳市美笛
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これぞカルデラの神秘苔の洞門
駐車場から遊歩道を15分ほど歩くと、輝く緑の岩が見えてくる。樽前山の噴火で流出した溶岩の割れ目が、風化や水の侵食によって峡谷地形を造り、その岩肌に苔が生え、苔の洞門といわれるようになった。エビゴケ、チョウチンゴケ、 オオホウキゴケなど30種類の苔が生え、幻想的な緑の回廊を造っている。現在、一部崩落のため、中に入ることはできないが、観覧台の右手に、みごとに苔むした岩がある。
苔の洞門
- 電話: 0123-24-0366(千歳市役所観光振興課)
- 営業時間:10月25日(日)までの9時〜17時(入場16時まで)
- 定休日:なし
- 入場料:募金制
- アクセス:洞爺湖から車で50分
- 駐車場:あり(無料)
- 住所:北海道千歳市支寒内
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支笏湖名物チップ(姫鱒)寿しを食す
湖畔の支笏湖温泉商店街にあるチップ料理の店。チップとは姫鱒のことで、支笏湖名物。おすすめは寿司で、光沢のある淡いピンク色の姫鱒は、癖も臭みもなく、口に入れた瞬間とろけるような食感。
ほかにも、フライ、刺身、マリネといろいろな食べ方が試せる。食べやすいようにとチップの骨を丁寧に取り除く、店主の愛情こもった料理は美味しい。チップ寿し(吸い物付き)1700円、盛り合わせチップ寿し1800円。
食事処 寿
- 電話: 0123-25-2642
- 営業時間: 10時30分〜20時
- 定休日:11月下旬〜1月中旬・3月下旬〜4月上旬
- アクセス:洞爺湖から車で1時間10分
- 駐車場:なし
- 住所:北海道千歳市支笏湖温泉
モデルコース例
- 支笏湖水中観光船
- 車:30分
- 野鳥の森
- 車:10分
- 苔の洞門
- 苔の洞門
- 食事処 寿
※2008年8月現在の情報です。掲載情報は変更される場合があります。
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