開湯は縄文時代といわれ、聖徳太子も訪れたという。正岡子規など、ゆかりの著名人は数多い。近代的なホテルが並ぶが、夏目漱石『坊っちゃん』で描かれた道後温泉本館のたたずまいはそのまま。
住所 | 愛媛県松山市道後湯之町、道後鷺谷町ほか |
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交通 | JR松山駅から伊予鉄道松山市内線道後温泉行きで25分、終点下車すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 道後温泉旅館協同組合 |
お湯の泉質 | 単純温泉(アルカリ性単純温泉) |
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源泉の数 | 18 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭 |
源泉の飲泉 | できません(無味) |
源泉のpH値 | 9.1アルカリ性 |
源泉の温度 | 20~55度 |
刻太鼓が知らせる道後温泉の朝
3000年の歴史をもつ道後温泉は、飛鳥時代には天皇や聖徳太子が来浴し、数多くの文化人が訪れた名湯である。国の重要文化財指定の共同浴場・道後温泉本館を囲むように、充実した設備を誇る温泉旅館や商店がたち並び、湯の町情緒を満喫させてくれる。
道後温泉へは「瀬戸内しまなみ海道」を通って出かけました。広島県尾道市と愛媛県今治市を10の橋で結ぶ、しまなみ海道はこの年に開通したばかりで、ここを通るのはもちろん初めての経験。バスの車窓を次々と流れていく海のキラキラと光る青と、点在する島の緑がきれいだったのを覚えています。 道後温泉は兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と並ぶ「日本三古湯」だそうです。聖徳太子が入ったという記録も残っているとか。一番有名なのは明治27年創業の共同浴場「道後温泉本館」で、国の重要文化財にも指定されているそうです。 また松山といえば夏目漱石の「坊っちゃん」。というわけで、道後温泉駅前には「坊ちゃん」の登場人物が登場するからくり時計があります(写真)。朝8時くらいから毎正時と、8時30分、12時30分に、からくり時計がにょきにょきと伸びて、坊ちゃんやマドンナなどの人形が音楽とともに登場します。この10分前くらいからは人がどこからともなく集まってきて、けっこうな人だかりができていました。 このからくり時計は道後商店街の入口にあって、そこから伊予鉄道後温泉駅まで商店街が続いていました。松山といえば「一六タルト」。もちろん買いました。あんこをカステラで巻いたもので、柚子の香りがたまりません。和菓子具合と洋菓子具合がほどよいバランスで、上品な甘さとしっとりとした歯ざわりが最高でした。