開湯は600年前といわれ、桂の木の根元から湧き出る湯に白猿が浸かっていたことから発見されたと言い伝えられている。温泉宿は豊沢川沿いにある藤三旅館の1軒のみだが、旧館に隣接して新しいコンセプトの別邸が誕生。豊沢川の夜のライトアップも見もの。
住所 | 岩手県花巻市鉛中平 |
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交通 | JR東北本線花巻駅から岩手県交通新鉛温泉行きバスで33分、終点下車、徒歩3分 |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 藤三旅館 |
お湯の泉質 | 単純温泉(単純温泉) |
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源泉の数 | 5 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭 |
源泉の飲泉 | できません |
源泉のpH値 | 8.4弱アルカリ性 |
源泉の温度 | 52度 |
花巻南温泉卿の奥にある鉛温泉。 志戸平・大沢の奥にあたるこの温泉は、冬になると鉛温泉スキー場があるので 比較的混むようである。 由緒ある老舗旅館 「藤三旅館」は花巻・大曲道路から少し川沿いに下がったところに ある。建物は古く、昔ながらの湯治場という雰囲気が強い。 しかし、中に入ると非常に掃除や管理が行き届いており、またフロントさんの「いらっしゃいませ」の声から 湯の紹介や温泉の場所などの説明と、非常に接客姿勢は高い印象を受けた。 風呂は4つのお風呂を持つとの事で、内3つに入ってみた。 有名な「白猿の湯」は基本混浴で、さすがに立って入る風呂は不思議な感じだった。 途中女性の方が入ってきたが、正直座って入る風呂と違い目のやり場にちょっと困った。 新設された「白銀の湯」は私が一番気にいった湯で、ほのかに硫黄の香りがした。 すぐ近くに川が流れているので、渓流を眺めながら入る風呂は格別だった。 ひとりでロングステイしてみたいなと思った。 旅館主は「泉質のよさが売り」と語っていたが、確かに万人受けするいい湯である。 個人的には、由緒ある旅館と景観の方がインパクトが強かった。 一人旅や年配の方にいいような雰囲気と感じた。