伊豆の山々を背に、相模湾を望む熱海温泉。名前の由来は、海上に温泉が湧き昇り、波が熱湯となるために、「あつ(熱)うみ(海)が崎」と呼ばれたことからとか。江戸時代には「御汲湯」として年に数回、将軍家に献上された。
住所 | 静岡県熱海市熱海 |
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交通 | JR東海道新幹線熱海駅からタクシーで5~10分 |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 熱海市観光協会 |
お湯の泉質 | その他(塩化物泉・硫酸塩泉・単純温泉ほか) |
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源泉の数 | 535 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭 |
源泉の飲泉 | できません(塩味) |
源泉のpH値 | 中性 |
源泉の温度 | 平均63度 |
山と海に憩う、伝統の湯の街
新幹線で東京から39分。熱海温泉は、山から湧きだす硫黄温泉と海から湧く塩化物温泉が9割を占める。明治、大正と多くの貴族や文人が逗留する高級別荘地として栄えたが、近年では都心から気軽にいけるカジュアルリゾートに進化中。レトロな温泉街をそぞろ歩くも、ライトアップされたビーチの花火を眺めるもお好み次第だ。
熱海のずらりと並んだ旅館の中で、一泊8千円くらいの普通クラスの旅館の話。目の前は海というのは何処も同じ。けど、このあたりの旅館はみんな料理が美味い。普通クラスだからハコ(旅館)そのものは新品でもなく、温泉も多くの種類有りということもない。狭くもないけど、だだっ広いわけでもない。特上のサービス、多種多用な施設を望むなら、大枚はたいて有名な所に行ってください。お勧めの所は前述した様なありふれた所。精神と肉体をのびのびさせるには静かでゆったり出来る所です。とりあえず、散歩又は温泉、読書など、「お菓子などを食べる事」以外は、好きにすごしてください。そのうち、腹ペコになります。頃合いよく食事になりますが、(朝は別として)事前に部屋で食べられることを確認してください。そして普段口にする「お魚」とは異なる新鮮な魚貝類を堪能してください。私個人のおススメは、手のひら半分くらいの小魚の酢漬けです。そのまま口に入れます。この美味しさがわかったら、立派な大人です・・・なんてね。まあ私自身はたいそう気に入ってる一皿です。一泊という短い時間の中で、心に体に優しく、食す事の喜びを感じて欲しいものです。