サロマ湖は日本で3番目に大きい湖。露天風呂から眺める景色は言うまでもなくすばらしい。特筆すべきは夕日の美しさ。冬にはオホーツク海を埋めつくす流氷を見ることができる。
住所 | 北海道北見市常呂町栄浦 |
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交通 | JR石北本線網走駅から網走バスサロマ湖栄浦行きで1時間、終点下車すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | サロマ湖鶴雅リゾート |
お湯の泉質 | その他(含鉄(II)-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-塩化物泉) |
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源泉の数 | 1 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | ほのかな鉄サビ臭 |
源泉の飲泉 | できます |
源泉のpH値 | 6.2中性 |
源泉の温度 | 10.6度 |
この宿は湖のほとりにある。小僧っ子が泊まる宿ではない。人生60有余年、傷つき疲れた戦士が時を忘れ、休息を得る場所なのだ。午後3時、宿に入り我が部屋の窓辺に座すがいい。今時、北の冬であれば、鈍色に滲むサロマを眺められるだろう。あるいは降りしきる雪に視界を遮られ、朧に霞む湖畔を凝視するやもしれぬ。ああ、鷲も白鳥も見えぬではないか…。急ぐことはなかろう。鳥たちは雪の中、塒に戻っただけのこと。サロマは沈黙のまま暮れてゆく。…朝は日の出とともに目覚めよ。晴れの日なれば、ただ「あぁー…」と、その景色に息を呑むだけだ。一日宿から出ず、持ち来たった愛飲のバーボンを含みながら、眼前のサロマのたおやかな移ろいを一日眺めるのだ。それだけでいい、私の心は癒される。