中伊豆・西伊豆(静岡県)
チェックイン前を楽しむ
歴史が織り成す湯の町を観る
伊豆最古の湯けむりに包まれた情緒豊かな街並散策 修禅寺
807年、弘法大師によって開かれた曹洞宗の古刹。源氏の悲劇の舞台として、あるいは岡本綺堂の戯曲「修禅寺物語」で有名だが、境内は緑豊かな佇まいで、静かに人々を迎えている。温泉街の中心にあり、訪ねやすい名所である。
桂川にかかる朱塗りの虎渓橋と桂橋の間には、川の中程に有名な独鈷の湯がある。桂川の冷たい水で老父の背中を洗う息子の姿を見た弘法大師が、独鈷で河中の岩を突いて湧出させたと伝わる霊湯で、修善寺温泉のシンボルであり、神聖なお湯として愛されている。
また、伊豆最古の木造建築である指月殿は、鎌倉幕府2代将軍・源頼家の冥福を祈って、母・北条政子により建てられた経堂。伊豆最古の木造建築で、2mもある堂内の釈迦如来座像も木造り。境内には頼家の墓もあり、歴史を感じさせる。
修禅寺
- 電話:0558-72-0053
- 営業時間:宝物館は8時30分〜16時、300円
- 定休日:無休
- 参拝自由
- アクセス:修善寺温泉街のほぼ中心
- 住所:静岡県伊豆市修善寺964
独鈷の湯(独鈷の湯公園)
- 電話:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
- 定休日:無休
- 見学無料(入浴厳禁)
- アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から修善寺温泉行きバスで8分、終点下車すぐ
- 駐車場:なし
- 住所:静岡県伊豆市修善寺
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編集部チェック!
修善寺の街は、それほど大きくないので歩いて行こう。特に修禅寺界隈は道も狭いので、車ではかえって身動きがとれなくなる。
伝説の筥湯(はこゆ)に入る
伊豆最古の温泉場として栄えてきた修善寺にはかつて川原沿いに7つの外湯があったが、昭和20年代には独鈷の湯だけになってしまった。そこで、平成12年に高さ12mの仰空楼(望楼)を併設する外湯「筥湯」をオープン。鎌倉2代将軍源頼家が入浴したという伝説の名湯が復活した。
修善寺温泉「外湯」筥湯
- 電話:0558-72-5282
- 営業時間:12時〜21時
- 定休日:無休
- 入浴料:一般(小学生以上)350円
- アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から修善寺温泉行きバスで終点下車、徒歩3分
- 駐車場:なし
- 住所:静岡県伊豆市修善寺924-1
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虹の郷バイパス沿いにある「源氏釜飯」の店 松葉茶屋
修善寺・虹の郷公園近くの「松葉茶屋」は、美味しい釜飯の店として広く名を知られている。一番よくでる「山菜釜飯膳」をはじめとして、「鮎」「栗」「うなぎ」「ステーキ」の各釜飯は、いずれも味に個性があり、ほっくりとして美味。他に「伊豆鶏膳」や「自然薯膳」「茶屋ぞうすい」も好評。ご飯の中には地元特産の「黒米」も使われている。また釜飯はお持ち帰りも可能となっている。
松葉茶屋
- 電話:0558-72-0576
- 営業時間:10時30分〜15時、金・土・日は17時〜19時も営業
- 定休日:火曜日
- 料金:山菜釜飯膳1740円、伊豆鶏膳1980円
- アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から戸田行きバスで14分、もみじ林前下車
- 駐車場:あり(無料)
- 住所:静岡県伊豆市修善寺4281-66
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戸田の名物、高足ガニを食べる の一食堂
西伊豆・戸田(へた)にある世界一。それは「高足ガニ」の漁獲高。成長した雄が両方のはさみ脚を広げると3m(15kg)になるものもあるというエビ・カニ類最大の高足ガニは、日本の太平洋沿岸に生息するニホン特有のカニだが、その高足ガニを食せる店が「の一食堂」。大きな釜鍋で茹でること( 身の全体を湯に浸すわけではないので、茹でるというよりは蒸すというイメージだが)15分から20分。1匹10,500円や21,000円(大きさによる)のカニが目の前に。
刺身定食(2,100円)などをそれぞれに注文して、高足ガニを数人で食べるグループや、高足ガニ定食(高足ガニの脚2〜4本、赤えび鬼殻、刺身、さざえのつぼ焼き、御飯、みそ汁:5,500円)にして、注文する人が多いが、中には一人一匹の豪勢なグループもあるとか。
かに料理「の一食堂」
- 電話:0558-94-3225
- 営業時間:10時〜17時
- 定休日:水曜日
- アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から戸田行きバスで50分、終点下車
- 駐車場:あり
- 住所:静岡県沼津市戸田410-16
モデルコース例
- 修善寺散策
- 徒歩:3分
- 筥湯
- 車:10分 (または車:50分)
- 松葉茶屋(またはの一食堂)
※2008年8月現在の情報です。掲載情報は変更される場合があります。
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