花巻・つなぎ・鶯宿温泉（北海道）

チェックアウト後を楽しむ

小岩井農場と冷麺は必須

宮沢賢治も好んだ小岩井農場いまや年間80万人が訪れる

明治24年に創業した小岩井農場は、現在も酪農、山林、環境緑化などの事業を行い、総面積は約900万坪にも及ぶ。観光用に開放しているのはその一部のまきば園で、それでもざっと12万坪もの広さがある。まきば園には広い草地ののびのび広場、シープ＆ドッグショーも行われるふれあい広場、レストランと売店の山麓館、上丸牛舎などいくつもの施設があり、羊と遊んだり、乗馬や馬車を楽しむこともできる。

平成20年の夏にはミルク館がオープンし、農場の牛乳で作ったジェラート、ソフトクリームなどを販売。製造工場を見ることもできる。そして忘れてならないのが、背後にどっしりと大きな姿を見せる岩手山だ。宮沢賢治もこの自然と雄大な景色を好み、農場に何度も足を運んだ。賢治の詩集『春と修羅』には、小岩井農場の風景が大きなスペースをさいて描写されている。

小岩井農場

電話：019-692-4321（小岩井農場まきば園）
営業時間：9時～17時30分（ホワイトシーズンの閉園は16時30分）
定休日：無休
入場料：中学生以上500円、小学生250円（ホワイトシーズンは無料）
アクセス： JR東北本線盛岡駅からからバス35分
駐車場：あり2,500台（無料）
住所：岩手県雫石町丸谷地36-1

▼人気！おすすめ温泉旅館

編集部チェック！

上丸牛舎には明治、大正時代に作られた建物がいくつもある。写真は四号牛舎で明治41年の建築。ほかにも国の登録有形文化財に指定された日本最古のレンガサイロ、大正5年建築の四階倉庫などがあり、建物見学も小岩井農場の大きな魅力だ。

見て、触って、作って、試食14軒をハシゴする盛岡手づくり村

盛岡や雫石など地元の工房や味の店が集まっていて、みやげを買ったりものづくり体験を楽しんだりできる。店の種類は南部鉄器、民芸家具、郷土玩具、竹細工、和菓子、南部せんべいなどで合計14店。
溶けた鉄を扱う南部鉄器の店は迫力だし、南部せんべいの店は見ておもしろく食べておいしい。南部せんべい焼き体験は1枚1回100円。施設内の盛岡地域地場産業振興センターでは、4,000種類もある地場産品の展示即売をしている。

盛岡手づくり村

電話：019-689-2201
営業時間：8時40分～17時
定休日：無休
アクセス： JR東北本線盛岡駅からバス30分
駐車場：あり165台（無料）
住所：岩手県盛岡市繋字尾入野64-102

▼人気！おすすめ温泉旅館

甘めのスープにシコシコ麺　辛味が調整できる三千里雫石店

「雫石で冷麺といえば10人中8人がここへ来る」と地元で教えてくれたのがこの店。自慢の盛岡冷麺は、小麦粉と芋でんぷんをこねた麺の腰が強く、甘めのスープは辛さを後から調整。店にも辛さ調整を頼めるが、「別辛で」といえば、キムチ風の辛味を別につけてくれるので、辛さを自分で調整することができる。具にはリンゴ、ナシなど季節の果物が入る。700円。ほかに牛骨のダシの旨みがたまらない、カルビスープラーメン800円も人気。

三千里雫石店

電話：019-692-3552
営業時間：11時～22時30分（日曜・祝日は～22時）
定休日：水曜日
アクセス： JR東北本線盛岡駅からバス20分
駐車場：あり25台（無料）
住所：岩手県雫石町板橋82-3

▼人気！おすすめ温泉旅館

草の茂る盛岡城跡の石垣に400余年の歳月が刻まれる

盛岡城は江戸時代に南部氏20万石の居城であった。築城の開始は慶長2（1597) 年。北上川と中津川を外堀としたため、川から立ち上がる壮大な石垣を築き上げた。東北三大城跡にあげられている景観だ。明治時代に城郭は取り壊されたが、市民憩いの場の岩手公園として復活。ビルの林立する盛岡市街のなかで、松や桜の多いオアシスになっている。宮沢賢治や石川啄木もよくこの地を訪れたといい、園内に啄木歌碑、賢治詩碑がある。

盛岡城跡公園（岩手公園）