黒部ビューホテルは、温泉街のメインストリートの1本西側、鹿島・爺ヶ岳スキー場方面へ続く道に面している。北側には田園風景、背後には北アルプスの前衛の山々が連なり、その上に鹿島槍ヶ岳も顔を見せる好環境だ。建物は大きく、平成9年築の5階建ての葵館、3階建ての梓館と桂館の3棟で構成し、66室の客室を擁している。2階まで吹き抜けのロビーの格天井や、木をふんだんに使った館内の意匠が和風情緒を感じさせる造りになっている。
館内に入って目を引くのは、上は吹き抜けの格天井、そしてロビーの先にあるラウンジ「フォレスト」の前に広がる白砂の石庭だ。向かって右手の古い建物が雰囲気を損なっている観はあるが、石庭自体はアートな印象。建物はこの中庭を囲む形で建っており、大浴場前の湯上がり処もこの中庭を眺めながらくつろぐという設計だ。ただし、ここでも古い建物が正面にくるので、見せ方を工夫すればもっと引き立つのにと、ちょっと惜しい気がする。
楽しみなのは、葵館1階にある大浴場「広望の湯」だ。男女とも同じ造りで、大浴場はダイレクトビューの大きなガラス窓が印象的な横長の湯船。湯船の床に敷かれた青石もいい感じだ。外に続く露天風呂は自然岩を配した岩風呂で、北側に大きな建物がないこともあって目隠しも低く、かなり開放的な造りになっている。建設当時よりはだいぶ植栽がのびたので視界は狭くなったというが、それでも晴れた日には鹿島槍ヶ岳の一部が望めるそうだ。
この立地ということで、部屋からの眺望は大町温泉郷では一番ではないでしょうか。晴れた日にはすばらしい景色がいながらにして楽しめます。温泉と料理を満喫して、ゆっくりと過ごして英気を養っていただきたいですね。(副支配人の宮下和三さん)
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