伊予国風土記に「速見の湯」と記されるが、本格的な温泉場となったのは江戸時代のこと。明治、大正、昭和と温泉街が拡大され、別府八湯の中心となった。
別府の町並みを、海の沖から船で眺めると、モクモクと無数の湯けむりをあげている様子がよく見え、日本を代表する温泉地だけあって、すごいなと感じました。 別府温泉は、別府駅を中心に温泉が広がっていたのですが、温泉地だからでしょうか、都会で見る駅前の光景や慌しさというものがなく、穏やかな空気が流れていました。宿は料理とサービスで評判の「ホテル 白菊」に宿泊したのですが、やはり評判どおりの、とても美味しい料理を食べることができた上、お風呂の設備もとっても充実していて、特に露天風呂は広々としており最高に気持ちよかったです。ちなみにこちらは入浴だけの利用もできるようです。 夜、お風呂上りに外に散策してみようということになり、是非、砂湯を体験したかった私たちは、20分ほど歩いたところにある、竹瓦温泉にいってみることにしました。浴衣のまま駅前通を歩いてゆくわけですが、周辺には飲食店なども立ち並んでいてそれなりの賑わいをみせていました。竹瓦温泉に着くと暗くてよく見えなかったですが、その建物の風貌はいかにも歴史があるなという感じでした。中にはいっても味わいある雰囲気でとても情緒のようなものを感じることができ、砂湯が思っていた以上に砂が重かったことと、お風呂から上がったときに後から後から汗が吹き出てきたことが印象に残っています。ホテルのお風呂も大満足でしたが、市営の温泉を利用したのも大正解でした。