鳴子温泉郷の中で最も早く開湯した温泉で、その街並みは現在も藩政時代の面影を残している。湯は高い効能で知られ、古くから「脚気川渡」と謳われた。共同浴場もある。
鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首の温泉地から成る宮城県鳴子温泉郷は日本に11種類ある泉質の内9種類の湯があるそうです。紅葉シーズンはたくさんの人が訪れる観光地でもあります。岩手・宮城内陸地震が昨年6月に起きましたが泉質は良好。良い湯が出ていると言われている川渡温泉にある『藤島旅館』をオススメします。 国道47号線を古川から鳴子方面へ、鳴子温泉手前に川渡温泉地はあります。藤島旅館は古めかしい日本家屋風情。泉質は重曹を主とするお肌つるつる効果な含重曹、高血圧に効果的なナトリウムを含む芒硝硫そして慢性リウマチや気管支炎に効くと言われる温泉独特の匂いの元、硫黄を含む硫黄泉。古くから脚気川渡(かっけかわたび)と言われ関節痛を和らげる効能がある湯なのだそうです。お湯は熱めでスッキリです。 日帰りで立ち寄れる気軽さと200円という入浴料の安さ、そして入浴時間。7時から24時の間入れるんです。広くはない浴場ですが、贔屓にしてらっしゃる地元の方や遠方からいらっしゃった方々と他愛ない話をしながら過ごす贅沢なひととき。泉質を楽しむ事をメインと考える方であれば満足出来る旅館です。