瀬戸内海のほぼ中央に位置し、ミカンの産地として有名な大崎上島に湧く温泉。岬の突端の小高い丘に一軒宿がある。瀬戸内の多島美、四国の石鎚山を望む絶景の露天風呂が自慢。
数ある瀬戸内海に浮かぶ島々の中で、珍しく温泉が湧く島として、有名な大崎上島へ行ってきました。島へは橋が架かっていないので、私たちは安芸津から出ているフェリーに車を載せて、わずか30分ほどの航海を経て島を目指しました。道中、フェリーから眺める瀬戸内海の穏やかな海は、のんびりとした空気が漂っており、デッキに吹き込んでくるさわやかな潮風がとても気持ちがよかったです。島へ上陸後は、広々とした道路で畑や住宅街のようなところを通って、しばらく車を走らせれば海沿いの小高い丘の上に建つ、きのえ温泉「清風館」へ到着します。宿の周りには基本的に海となり、温泉地という感じではなくどちらかというと、リゾートホテルのような感じです。 広々とした感じのロビーに入ると、真っ先に瀬戸内海の光景が目に飛び込んできました。部屋からも瀬戸内海の海が眺め見ることができ、海一色といった感じです。温泉が湧く大浴場からももちろん、海を眺めることができるため、それほど大きくない大浴場や露天風呂もかなり開放的な雰囲気が漂っていて、遠くに四国まで見えると聞いた時は、すごいなぁと感じました。お湯のほうは温めなので、ゆったりと過ごせまた、お湯はかなりしょっぱかったです。夕暮れ時の瀬戸内海もすばらしく幻想的な光景を見ることが出ましたし、朝のもやがかかったような海もとても素敵でした。