1360年前の発見という古湯。なだらかな山の斜面に、ひな段状に宿が立ち並び、細い石段道が続く。美人の湯とされ、御前湯・やよい湯・さつき湯の3軒の外湯をめぐるのが楽しい。
日本海有数の海水浴場のある浜田へ海水浴に行った帰りに立ち寄よりました。海水浴場から程近い場所にあるので、水着を着たまま車で移動し、片側1車線のクネクネと曲がる山道を進むと小さな町がみえてきて、そこにあったのが有福温泉でした。 こんな場所に温泉があるのか!というのが最初の印象でしたが、町は山に沿うように建物がところ狭しと並んでいて、その光景は情緒があるなと感じました。町の中にはこじんまりとした公衆浴場が3箇所あり、その中で私たちが行った、御前湯は外観からして、時代をタイムスリップしたかのようなレトロ感いっぱいの建物になっていて、温泉への期待が膨らみました。 中に入ると、こじんまりとしたつくりではありましたが、やはり大正時代を思わせる構造になっていました。小さめの湯舟は無色透明のお湯で若干、温めに感じましたが、海水浴で冷えた体には心地が良かったです。湯から上がると体がポカポカしていたので、売店で牛乳を買って飲んだのがとても美味しかったです。ここには今風の湯舟などはなかったですが、それでも普段行く温泉とは一味ちがった感覚に浸れました。それと家族風呂もありましたので、ファミリーでの利用もできるようです。 海水浴シーズンは混みあうようですのでが。それと入浴料が安いのも良かったです。私たちは泳いだ後で、疲れていたのでそのまま帰りましたが、湯上りに町を散策してみても面白いと思います。