中山道と甲州街道の分岐点に位置し、宿場町としても、諏訪大社下社の門前町としても栄えてきた。諏訪大社下社秋宮に近い街道沿いに旅籠風の老舗旅館が並び、往時の面影を今に伝える。
下諏訪温泉へは仕事の都合上、都内からの出発が午後となるため、翌日からの観光のことも考え、交通に便利な場所と、料金のお手ごろな温泉ということを調べた結果、下諏訪温泉が私たちの条件に一番ぴったりと当てはまっていました。中央自動車道を程よく走ると、午後の遅い時間からの出発でしたが、諏訪インターチェンジをおり、宿泊する創業100年の歴史ある、もと割烹料理屋から始まった宿「鉄鉱泉本館」という宿へ諏訪湖を眺めながら向かいました。予定よりも若干早く、宿に到着することができたので、大変に良かったです。宿は中山道沿いにあり、湖からは離れていますが、回りは静かな環境でした。 100年もの歴史があるたてものらしく、門構えや内装などは純和風であり、屏風などのインテリアが歴史をかんじさせてくれました。早速、お部屋に案内をしていただいたのですが、二人だけの利用に関わらず、畳12畳はあるであろう、純和風の部屋はたたみが大変気持ちよく、とても心地よくうっかり二人とも寝込んでしまいました。しばらくして、目を覚ますと食事を部屋まで運んでくれて、夕食のスタートです。割烹旅館といえるほど料理の内容も素晴らしく、大変にお得な金額で宿泊しているにも関わらず素晴らしい料理内容でした。 大浴場のほうもこじんまりとしていますが、眺めの良い最上階にあり、浴槽に希少価値のある天然石”若草石”が敷き詰めていて、高級感がありました。その上、露天風呂もありそこから街並みや湖もみれて大変にいい風呂でした。翌日は、歩いてすぐそばにある、秋宮へ散歩にでかけとても清々しい気分で温泉を出発することができました。温泉にはあまり期待をしていなかったのですが、予想外の内容の良さに大満足でした。