小林一茶ゆかりの地でもある湯田中、老舗旅館が多く湯治場の面影を今も残している渋を中心に、新湯田中、星川、穂波、角間、上林、安代、地獄谷の9つが湯けむりを上げている。
小生、家内等とこの5月7~14日に利用させていただいたことから、湯治には湯田中温泉・丁子屋旅館を是非おすすめしたい。 一週間以上の湯治になるとかなり割安である。女将さんをはじめ旅館の皆さんが大変親切で家族的である。 食事は、自炊ができるほか、近くの食堂などへ出かけたり出前を取ることもでき、コンビニ等で弁当などを購入することもできる。 露天風呂もあり、湯温は高め。熱くて入り難いときは水でうめるとよい。ただし、男女交代の時間性。時間外に入浴したい場合は近くに小林一茶が愛用した「大湯」や「脚気の湯」もあるので、これらを利用することもできる(いずれも無料)。 歩いて数分のところに小林一茶の資料館があり、車を利用すれば長野市や志賀高原などもわずかな時間で行け、猿の温泉などもあるので、観光にも良い。玄関の前方には小林一茶の散歩道(小高い山道)もあり、運動にも好都合。俳人にとっては良いところであろう。そのせいか長期短期で逗留されている物書きの方もおいでのようである。 なお、当地では小林一茶の弟子が多かったようで、現在でもその方々の子孫の方が多く、それを誇りにされている。