藤木川の渓流に沿い多くの湯宿が建ち並ぶ。いくつもの発見伝説が伝えられ、古くは万葉集にも詠まれた由緒ある温泉地だ。明治以降は数多くの文人墨客が訪れ、その名を広めた。藤木川をさかのぼったところにある奥湯河原温泉には、緑深い景色の中に高級旅館が散在している。
住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上 |
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交通 | JR東海道本線湯河原駅から箱根登山バスまたは伊豆箱根バス不動滝・奥湯河原方面行きで11分、温泉場中央下車すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 湯河原駅前観光案内所 |
お湯の泉質 | その他(ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉ほか) |
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源泉の数 | 100 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭 |
源泉の飲泉 | できません(無味) |
源泉のpH値 | 8.4弱アルカリ性 |
源泉の温度 | 60~90度 |
仲間たちとハイキングで行きました。東京方面から東海道線の普通列車に乗り、わいわいと話しながら過ごしていると着くというくらい、行きやすい場所です。 湯河原は箱根周辺や熱海と比べると、「高級な温泉」という印象があるかと思います。たしかに温泉旅館のグレードは高めのものが多いですが、日帰りで利用できる温泉もありますので御心配なく。足湯だけなら300円くらいで入れるところもありますし、普通の温泉でも1000円程度で入る事が出来ます。ただ、いい場所のものは休日の夕方になると混むのでご注意。 この温泉に行くのにお勧めの季節は秋です。なぜならば、小田原や湯河原はみかんの名産地だからです。秋になるとみかんがたわわに実り、駅の近くにあるみかん園ではみかんが食べ放題になるからです。山の斜面に植えられたみかんの木を探しながら食べて、お土産を提げて出てくる。その後で少し散歩して温泉に行き、汗を流す。こんなコースが日帰りのハイキングコースとして使えそうです。少し足を伸ばせばバーベキューが出来るところもあります。 湯治だけじゃなく、気の合う仲間で日帰りでまた行ってもいい。そんな温泉でした。