大雪山のふところ深く、渓谷に囲まれた静かな温泉郷。明治30(1897)年に発見された。原生林と柱状節理の断崖が見事だ。
私が行ったのは暮れの冬真っ只中でしたがそこは現世を遥かに越える異次元の空間でした。当温泉地が掲げる”雲の上の温泉”、まさにその通り。地上から見える雲を眼下にしながら露天風呂で現世に想いを馳せる、いや、そんな事考えなくていい!露天風呂に辿り着くまでに吹雪の中、そんな事はどうでも良くなってしまった。頭ン中真っ白~!!食事の事は何も覚えていない。ただあの吹雪の中、裸で歩いた数10メートル、翌朝吹雪に埋もれてどうにか見つけた私のクルマ。除雪作業のショベルのオッサン、よくクルマにぶつけず吹き溜まりの雪を除けてくれました。 さすがプロ中のプロ。それに引きかえ私はクルマのウインカー部分の除雪を怠り、帰り道の国道で後続車に追突されそうになる始末。どれもこれもただただ真っ白な私の記憶・・・。