重厚なエントランスからロビーに一歩踏み込むと、磨きこまれた床板に美しく手を入れられた庭園が映りこむ。純和風の宿。創業時の建物は大正時代の北但大震災で消失してしまったが、江戸安政期創業の風格はそのまま漂っている。別棟の平田館は、数寄屋造りの巨匠、平田雅哉氏により建てられたもの。天井や意匠に、その卓越した技を垣間見ることができる。堀川の香のくゆるロビーラウンジで、ゆるやかな時間の流れに身を任せたい。
1400年の温泉の歴史、大正14年5月23日の北但大震災での壊滅状態からの奇跡的な復興など、城崎の歴史を年表にして、時代の流れをわかりやすく確認できる。このほか、展示室には、ごひいきの方からの贈り物や、ゆかりの人物の遺品などが並ぶ。藤田嗣治、棟方志功、伊藤清水、渡辺華山、犬養毅、川合玉堂などの書画、北大路魯山人、荒川豊蔵、河合寛次郎などの陶芸、城崎伝承の麦わら細工など、貴重な資料の数々が展示されている。
日本でも有数の数寄屋造りの老舗旅館です。館内の随所に散りばめられた、四方柾の柱や天井の造作など、貴重な宮大工の技術をじっくり見ていただければ、日本人の心の琴線に触れられることと存じます。
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