大正8年にオープンし、長らく日本的な情緒をただよわせていた宿は、平成になって新しい和風の装いへと生まれ変わった。石畳を踏んで池を渡るエントランスは、滝が落ちるさわやかさも心地よく自然味を演出。やわらかな照明に包まれたロビーでは、琴の音が静かに流れて雰囲気を高めている。そして艶のあるあめ色の板でおおわれた壁面や柱が美しく、一部が吹き抜けになった天井もおもしろい。くつろいだ居心地のいい空間だ。
最上階の8階と7階に大浴場がある。8階が洗心の湯で、7階が瑠璃の湯。内湯のほか、ジャグジー露天風呂や貸切風呂があり、どの風呂からも北アルプスや松本市街などの展望が抜群。写真は瑠璃の湯のジャグジー露天風呂で、とくに美しいのはシルエットの北アルプスと、明かりで町がきらめく夕方の風景。そして山が雪をかぶった晴天の冬の早朝だ。夜は24時まで、朝は6時から利用ができ、夜と朝で男女が入れ替えになる。
地産地消を全面に出して、料理に使うほとんどの野菜は有機無農薬栽培のもの。もちろんその季節の旬の野菜だ。松本市や安曇野市の農家と契約を結んでいる場合もあり、朝摘みの新鮮な野菜が届くことも珍しくない。また信州牛や信州サーモンのように、地元ブランドの食材も積極的に使用。写真は信州牛のステーキで、酸味と甘みを加えてオリジナルに調味した大根おろしを薬味に用い、肉のうまさを引き立てている。
高台に立つ宿なので、客室や展望風呂から、城下町松本の風景や北アルプスの眺めを存分に楽しんでください。料理は信州カラーの強い内容ですから、土地の味が感じられると思います。(宿泊課課長の藤井博文さん)
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