広いロビーとそれに続くコーヒーラウンジ。明るい光が差し込む日中も、やわらかい照明に包まれる夜もゆっくりとくつろぐことができる。60席ほどのコーヒーラウンジは、ゆとりある配置で椅子やテーブルが置かれ、中庭の広い池や、滝の落ちる築山を見ることができる。夜は中庭にかがり火が焚かれて幻想的だ。また「北上平野の四季」と題された大きな壁画は日本画家・縣治朗の作品。雄大な風景が、宿のくつろぎに似合う。
長方形の浴室は片側に浴槽が続き、正面奥のガラス窓から木々の茂る山が見え、開放感がある。木々はトウヒなど針葉樹が多く、北国らしい眺め。浴槽はかぎ形になった大浴槽が大きく広がり、隣には少しぬるめの浴槽とサウナ用の水風呂が続く。大浴槽が42度程度で、ぬる目の浴槽は40度ほど。体調や好みで入り分けられるのがいい。2ヶ所のシャワーブースがあるほか、広めのサウナもあり、10数人が同時に利用できる。
和食料理を中心に50以上の品々が並ぶお座敷バイキング。畳敷きの大広間が会場で、テーブル席のほか、名称どおり座卓を前に座り込んで食べる席もある。料理は貝類の入った釜飯や、寿司、天ぷらなどの屋台があって、日によって氷頭なます、ひっつみ、マグロの煮凝りといった郷土の味も食べられる。三陸のホタテ、鮭など地場産品はおすすめだ。もちろん洋食、中華もあり、一杯飲みながらゆっくり食事するのが楽しい。
珍しい和食中心のバイキング料理を楽しんでください。ホタテなど魚介類が入った釜飯はおすすめです。そして2階のお風呂。太陽の光が美しく差しこむ朝風呂はすがすがしさいっぱいです。(フロント係の高橋麻衣さん)
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