石川県の能登半島、輪島塗で有名な輪島市街地から少し離れた位置にある温泉旅館。この宿は「漆と和紙と畳の調和」がコンセプト。全館畳敷きで、輪島塗の家具や工芸品が配されているのが特徴だ。ロビーに上がると、さらさらとした畳の感触が素足に心地良い。館内に生けられた能登の野草が、季節ごとの風情を感じさせてくれる。また館内の随所から日本海を望むこともでき、和の趣と自然が同居したくつろぎの空間を演出している。
客室の魅力は、何といっても目の前に日本海を眺められること。窓を開けると爽やかな潮の香りが漂い、どこまでも続く空と海に思わず圧倒される。打ち寄せる波を見ていると、時が立つのをつい忘れてしまうだろう。夕刻、だんだんと変化する青のグラデーションも見ものだ。夜は一転して、和紙製の照明からほのかな灯りがこぼれる安らぎの空間。聞こえるのは波の音だけという静寂の中で、ゆっくりと身体を休めることができる。
浴場は、1階にサウナ付き大浴場と露天風呂が、2階には日本海を180度見渡せる展望風呂がある。ねぶた温泉の魅力は、湯疲れや湯冷めをしにくいところだ。さらに、古い角質を取り除き美肌効果もあるとされているので、女性にはうれしい限り。露天風呂には元湯が併設されており、そのとろりとした湯の感触は、高質天然アルカリ温泉ならでは。肌がしっとりと滑らかになったら、中庭の見える湯上り処でのんびり休息したい。
能登・輪島といえば、“海女の街”。夏になると、輪島や日本海の島々で海女さんが獲ったアワビやサザエを堪能できる。特に肉厚で食感の良いアワビを新鮮なまま食せるのは、この土地だからこそ。料理に使用する器は、もちろん輪島塗だ。また「地元の料理は地元の酒で楽しむのが一番うまい」という想いから、石川の地酒を豊富に用意。市内に4つある蔵元自慢の酒を、輪島塗のぐいのみでいただけるとあれば、酒呑みにはたまらないだろう。
※本サービスは宿泊情報の比較サービスです。掲載の情報内容でのサービス提供を保証するものではありません。サービスの仕様上、リンク先の各予約サイトの掲載内容(プラン内容、料金、空室情報、施設情報等)と一致しない場合があります。ご予約の前に必ず各予約サイトで内容をご確認ください。
※宿泊プランにより対応できるサービス範囲やご利用いただける設備等が異なることがあります。ご予約の前に必ず各予約サイトで内容をご確認ください。