江戸時代から湯沢組、湯仲間という強固な自治組織によって温泉が守られてきた野沢温泉には外部資本が入る余地はないが、そんな中で唯一認められたのが長野電鉄直営のこのホテル。洗練されたサービスには定評がある温泉街外れの高台に建つ4階建ての宿だが、07年5月から5ヶ月間休業してグレードアップ。その目玉が、専用エレベーターを設置した高台に新しく得た源泉を掛け流す展望露天風呂と、露天風呂付き客室8室だ。湯めぐりが楽しい魅力倍増の宿になった。
こだわりの料理は、海の食材を一切用いず、山川の旬の素材だけを使って作る「ふるさと会席料理」。手間ひまかけて作る繊細な料理は、運ばれる際に一品ずつ.解説してもらわなければわからないくらい、見事なできばえだ。朝晩とも、食事会場は大きな窓ガラスから明るい光が差し込む1階のメインダイニング。夕食は温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに1品ずつ運ばれる季節ごとに替わる会席料理で、朝は和洋のバイキングになる。
人気を呼んでいるのが、野沢温泉街を一望にする高台に新設された男女別の展望露天風呂だ。そこへは3階の大浴場の奥から専用エレベーターに乗り、さらに渡り廊下を歩く。その途中に以前からある男女交替制で利用された露天風呂は、現在では貸切露天風呂となった。展望露天風呂に掛け流しで注ぐ源泉は、新たに譲り受けた真湯源泉。泉質は麻釜の竹伸し源泉を引く他の風呂と同じだが、湯の色、香り、浴感が異なるのも温泉の不思議である。
まずは2種類の源泉のお風呂を満喫していただき、奥信濃の郷土色と旬の食材を駆使した「ふるさと会席料理」を堪能していただきたいですね。割安感のある露天風呂付き客室もぜひご利用ください。(営業部長の保坂幸夫さん)
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