和倉温泉の宿の多くが海辺すれすれに建っているが、この宿は道路を挟んで山側の小高い斜面に立地している。そのため上から見下ろすようになり、宿名のごとく展望のいい宿になっているのがセールスポイントだ。また、温泉街奥の道がカーブする角地にあるため西側の展望が特に良く、客室に居ながらにしてサンセットが楽しめるのが魅力。宿は9階建ての涌浦館、6階建ての大徳館、4階建ての白鷺館の3棟で構成。風呂は白鷺館1階にあり、木の階段を昇った2階に露天風呂がある。大浴場は視界が開けないが、露天風呂からの眺望はいい。
客室からの眺望はすべて海側に開けているが、山側に造られた廊下からは和倉温泉街が見渡せる。和倉では温泉街を見渡せる場所があまりなく、ほぼ全体を見渡せる宿となるとあと1、2軒しかない。この眺めはけっこう新鮮で、運がよければ立山連峰が視界に入ることもある。下の階に泊まった場合は見えないので、上階に昇ってぜひこの眺めを楽しむことをおすすめしたい。
宿に入ってフロントの前を過ぎると、鮮やかなワインカラーの絨毯が敷かれた広々としたロビーラウンジ「潮彩」がある。ここではじめて、窓から海が見渡せる。ホッと一息つくには絶好のスペースだ。このフロアには、陶器を展示するギャラリーや能登の海産物を中心とした土産物が並ぶおみやげ処「花車」もあるので、コーヒーでも注文して長旅の疲れを癒すのに好適だ。
当館は温泉街の外れに位置していますので、ことのほか静かな環境です。客室からは七尾湾の海を染める夕日が美しく眺められますので、そのロケーションと温泉、そして能登の旬のお魚を心ゆくまで楽しんでいただきたいと思います。(女将の大井マ璃幸さん)
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