前身である金沢市内の金谷館から、昭和8年に湯涌温泉で内湯かなや旅館として始まった古きよき時代をしのばせる温泉旅館。随所に大正、昭和の建築の特徴が見られる客室や、落ち着いた雰囲気の玄関、ラウンジはしっとりとした和の風情を漂わせ、訪れるひとをくつろぎの世界へと誘う。鉄筋6階建ての本館と木造数寄屋の離れ「青巒荘」はそれぞれに趣の異なる客室を有し、どちらも女性客、家族連れに人気が高い。
リーズナブルな価格設定の本館と木造数奇屋の離れから客室を選べる。本館には10畳、12畳、和洋室などの部屋タイプがあり、離れにも15人まで利用可能な2階建てメゾネットタイプの部屋や、2人向きの庭付、露天風呂付の部屋が揃っている。離れで心おきなく家族で過ごす、女性同士でおしゃべりに興じる、夫婦でゆったりとプライベート空間を楽しむなど、目的や予算に応じた部屋タイプが用意され、それぞれに満足のいく時間を過ごすことができる。
男女それぞれに大浴場と露天風呂があり、これ以外に茶室風の貸切風呂「卯の花亭」(50分:別料金)が用意されている。貸切風呂と日帰り入浴以外は時間制限なく利用でき、温泉を堪能できるのがうれしい。男性用と女性用ではそれぞれ風呂の雰囲気が異なり、女性用露天風呂はヒノキが香る湯船であるのに対し、男性用は岩の野趣あふれる露天風呂となっている。泉質は単純泉で切り傷、火傷などに効果があるとされ、飲用も可能。
地場のものにこだわりを持つ、女将自らが摘む山野草には宿のもてなしの心が込められている。山野草は館内に可憐な彩りを与えると共に、ふきなどは食用として供される。女将手作りのきゃらぶきなどが、宿泊客を和ませている。また金沢・諸江屋製のかなやオリジナル落雁のお茶請け菓子も好評だ。館内には先々代から引き継いだ古九谷などの道具がそれとなく飾られ、料理にも加賀野菜を使うなど“加賀尽くし”の温泉旅館を堪能できる。
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