清らかな渓流の岸辺にある、山深い環境に昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残す一軒宿が建つ。山の薬湯と呼ばれる効能の高い湯が湧く。
バス停から徒歩15分程度の湯治場。車が通れない道どころか、人が2人並んで歩くことも出来ないほどの薄暗~い道を進むと、「迷ったかな!?」と不安な気持ちになり始めたところで、木造のあばら家が3棟(?)見え・・・ほっ。夜になると電気が点灯されますが自家発電で暗いことこの上なし。トイレの暗さは不気味ですが、でも風呂場は情緒があり疲れが取れます。自炊も出来ますが、暗闇(?)で食べたきりたんぽ鍋は美味しかった。直ぐそばに流れる川は赤く濁り、美しくはありませんけど流れの水音は心癒されます。季節によりましょうが、道端に自生している蕗は大きく取り放題(だと想う)。周辺には乳頭温泉がありますが、孫六温泉の源泉(薬湯)の方が身体に良さそうに感じました。