鎌倉時代にさかのぼる歴史をもつが、昭和に入って観光温泉場として急速に発展した。海抜150mの場所にあり、別府八湯のなかでもっとも見晴らしがよい。別府を代表する旅館やホテルが建ち並ぶ。
別府市内には、別府八湯といわれるように、大きくわけて8ヶ所の温泉地帯がひろがっているのですが、その中でも、山の中腹に位置する観海寺温泉はモンスターホテル、「杉の井ホテル」を筆頭として、大型のリゾートホテルが立ち並んでいました。高台に位置しているためでしょうか、別府の他の温泉地とはどこか違って、町自体が広々としているような印象を受けました。宿にチェックイン後、早速、観海寺温泉の散策に出かけていき、「薬師堂」にある薬師堂下の復興泉(薬師湯)飲用のひしゃくが用意されていて飲む事ができました。そこからさらに急な坂を5分ほど上ると観海寺温泉の名前の由来となった「観海寺」がありました。こじんまりとしたお寺でしたが、大変な歴史があるようで、奈良時代からあるようです。町の見所といえばココぐらいかと思っておりましたが、ところどころで眺めることのできる、湯けむり立つ風情あふれる別府の町並みは、遠く海まで見えとても爽快な気分に浸ることができました。特に山の中腹ということで、森の緑も大変美しかったです。