蔵王連峰東麓の標高330mの松川河畔に湧く。400年余年ほど前の開湯といわれ、足腰の痛みによく効くといわれる。温泉街には、みやげ店やこけし工房が軒を連ね、浴衣姿の客が闊歩する姿が見られる。
どこかいい客室露天風呂付きの宿はないか?と探していて何気に見つけたのがここ「だいこんの花」なる全室離れ構造の上宿。行った時は開業してまだ1年と言う新しい宿。風情ある吹き抜けのフロント・ロビーのある母屋から客室までは渡り廊下で移動。これがまた風情ある造り!。いいねえ~ 案内された客室は2階建ての「えぼし岳」と言うメゾネットタイプの部屋。1階がリビング・洗面所・トイレ、2階が寝室&バルコニーにバスタブ形のミニ露天と言う部屋。まずリビングが吹き抜けで天井が超高いのに感動。寝室からリビングを見下ろせる構造でなかなか凝っている。しかも床暖房完備。最高! 温泉はと言えば、バルコニーの露天は大したこと無かったが、ここの宿の最大の売りは4つある貸切露天が、宿泊者は空いていればいつでも無料で勝手に入り放題と言うところ。(日帰り入浴は無い)特に奥まった所にある「通り雨」「雪待ち」なる貸切野天風呂は洗い場のない野趣味満点の露天風呂。「星の林」「あさかぜ」なる貸切風呂はちゃんと洗い場もあります。いずれも大きくは無いが、岩風呂だったり、檜風呂だったりでもう最高!この他に大浴場「ぎんやんま」(岩風呂露天)もあります。とにかく着いてから帰るまでずっと風呂巡りばかりしてました。泉質は無色透明無臭の一般的なナトリウム泉だったか?まあ風呂場に圧倒されっぱなしでした。「あさがぜ」の写真を添付しました! 食事も自家菜園の野菜をふんだんに使った創作料理で、初めて口にするような献立ばかりでおいしいしGood!宴会場・カラオケバー・ゲームコーナーなどちゃらちゃらしたものは一切無く、「小とりサロン」と言う読書を静かに楽しむコテージがある程度。この派手さのないところがまたいい!まさに貸し別荘と言うか隠れ家と言うか、そんな気分になれる「だいこんの花」でした!