開湯は延喜16(916)年で千余年の歴史を誇る。共同浴場を中心に、30軒ほどある宿の多くが内湯をもたない温泉街本来の外湯スタイル。長期療養を目的とした湯治客を町ぐるみで支える。
山口の山奥にある俵山温泉。周辺には何もなく、湯治客が多いとのことで行ってみた。着いて驚いたのは、GWなのにひと気無く、関東のような呼び込みも無く、本当に温泉街なのかと疑う程、静かなところでした。今晩宿泊する『亀屋旅館』。かなりレトロ。駐車場を聞こうと声をかけると、超ミニスカートのおばちゃんが出てきた。衝撃!50代くらいなんだろうか、黒くて長いストレートヘアーで生足での超ミニ。足はとっても綺麗なんだけど・・・。入っていくと、バタバタと走りながら、さっきのおばちゃん(女将なのか?)が、「すぐ食事にしますから」と言って部屋へ案内してくれた。おばちゃんは、他の部屋の配膳で忙しいようで、終始廊下をバタバタと走り回っている。食事を待っていると、質素ながらもボリュームのある料理が運ばれてきた。料理は美味しかった。 近所の外湯めぐりへ出かけた。一番新しい「白猿の湯」へ。料金700円はちと高め。新しいだけあり設備は綺麗だ。続いて「町の湯」へ。ここは本当にただ漬かっただけ。湯冷ましに少し街をお散歩。GWなのに、シーンと静まり返っている。ほんとにしなびた温泉街だった。