宮島では初めてのラドンを含んだ温泉として評判。宮島のシンボルになっている厳島神社の朱塗りの大鳥居が見える好立地にある。
JR宮島口駅からフェリーを乗り継ぎ、宮島の桟橋に到着までのほんのわずかな時間の、船での移動ですが、デッキでの穏やかな瀬戸内海の海を眺めながらの、徐々に近づいてゆく宮島までの船旅は風情に溢れていてとても気持ちがよいです。宮島の桟橋に降り立つと、まずたくさんの鹿が出迎えてくれます。フェリー乗り場、正面に向かって右手に厳島神社への参道がつながっており、多くの観光客の方で行き交う海沿いの参道を5分ほど進んでゆくと、左手に錦水館が見えてきます。 私が行った時にはリニューアル以前(平成18年9月)でしたが、建物の外観はクリーム色をしており周囲の背景に違和感なくとけこんでいるなと感じました。玄関からロビーにかけても、和をベースとしたつくりや雰囲気は周囲の混雑とはまったく違う空気がながれているように、とても落ち着ついていました。客室は山側、海側とあり私たちは残念ながら山側の部屋でしたが、それでも部屋の雰囲気はよくゆっくりとくつろぐことができましたし、観光をメインにしていたので十分満足ですることができました。 当時のお風呂はまだ温泉ではなかったですが、それでもしっとりとしたムードのあるお風呂はとても気持ちよかったです。また、夜には昼間では決して見ることのできない、ライトアップされた五重塔や厳島神社の鳥居など、幻想的な雰囲気を味わうことができたうえ、昼間の混雑とはまったく違う顔を宮島の町はみせてくれました。本当に癒される旅となりました。また泊まりにいきたいなと思います。