早川の渓谷沿いにあるいで湯。効能が多いことから7つの呼び名を生み、「七不思議の湯」とも呼ばれる、南アルプス最深部の秘湯。女帝孝謙天皇はこの源泉で病を癒したと伝えられる。
一般車両はここから先へ進めない秘境の地にある奈良田で、そこから先へは路線バスかタクシーで行かねばならない(運行期間に注意)。先へ行く人達は登山者かキャンパーである。日本高山第二位の北岳や間ノ岳・仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳などに上ることができる。下山者の中にはその汗を拭いに入浴に来る人もいる。昔、第46代孝謙天皇が奈良から来てこの温泉を探り当てたとも言われ、日帰り入浴も出来るが、一日でも二日でも・・・何日でも逗留すると更に良さが増す。七不思議の湯もあり、民族・民謡等々探るも良し、山登りも良し、湯はぬるぬるだけれども風呂上りはさっぱりし、いつまでもポカポカし、健康が増し加わるし、病気も治る。数多くの温泉に入ったが自分の中では日本一だと思っている。