一軒宿「大牧温泉旅館」への交通手段は小牧ダムからの遊覧船のみ。船でしか行けない庄川峡の秘湯としてあまりにも有名だ。渓谷の露天風呂で大自然との一体感を味わいたい。
住所 | 富山県南砺市利賀村大牧 |
---|---|
交通 | JR北陸新幹線新高岡駅から加越能バス小牧堰堤行きで1時間10分、終点で大牧行き遊覧船に乗り換えて30分、終点下船すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 大牧温泉観光旅館 |
お湯の泉質 | 塩化物泉(ナトリウム-塩化物泉) |
---|---|
源泉の数 | 1 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭 |
源泉の飲泉 | できません(ほのかな塩味) |
源泉のpH値 | 8.14弱アルカリ性 |
源泉の温度 | 58度 |
30年前に行った高岡の大牧温泉は今でも忘れられません。 JR高岡からバスで1時間チョイ、そこから船で川をさかのぼり30分。船着き場につくと川沿いの斜面に必死でしがみついているような木造の宿が印象深く残っています。 宿の上は山しかなく、小さな船だけが下界との交通手段と聞き、2泊を過ごしました。 当時は携帯もなく完全に下界から遮断された宿で友人2人と窓からつりいとをたれ、酒を飲み温泉に入り過ごしました。そこで会った温泉守の爺さんに名物と言うまたたび酒をごちそうになり、となり部屋の2人ずれの若い女性客と夜遅くまで語り合いなんとも不思議な時間を過ごしました。 50歳を過ぎてしまいましたが、今年の秋にはもう一度大牧温泉に行き、青春時代の1ページに時間を戻したいと思います。