温泉トップ > みんなで選ぶ 第11回 温泉大賞 > 温泉大賞アンバサダー > 温泉宿訪問レポート > マイベスト温泉大賞!最高のおもてなしが味わえる 小樽旅亭 藏群
わたくし、ほんまちゃんが「温泉大賞アンバサダー」として旅先に選んだのは、以前から気になっていた小樽にある朝里川温泉の小樽旅亭 藏群(kuramure)。こちらは飲み物の代金も宿泊料金に含まれるというオールインクルーシブの宿です。
オーナーが様々なホテルを泊まり歩き、究極の「居心地のいい宿」を作りたいという夢をかなえた場所として2002年にオープンし、スモールラグジュアリーのカテゴリーで北海道を代表するまでになったという知る人ぞ知る旅亭。
噂通り外観からロビーにいたるまでも一切の妥協を感じさせない素晴らしい作りで、藏群の世界観に引き込まれます。
ロビーで抹茶を頂きながらチェックインを済ませ、早速お部屋へ。
内装や調度品まで一室、一室ごとに趣きが異なる19の部屋の中から今回宿泊したのは、浅里川温泉を愛した俳人の石塚友二から拝借した川側和洋室で2階フラットタイプの「友二」という名の部屋。
居間から見える浅里川の雪景色はまさに自然が作り出した芸術のように美しくて、うっとり。お部屋には館内着として作務衣と足袋靴下、そして最高の肌触りの寝間着も用意されています。
寝室はふたつあり、そのうちのひとつはベッドタイプ。もうひとつは和室になっていて、布団を敷いて寝られるように。和室での就寝は海外のゲストに喜ばれそうです。(ちなみにこちらのお部屋は4名まで宿泊可能)
部屋にはかけ流しの温泉が引かれており、誰かに気を遣うことなくのんびりと温泉が楽しめます。ちなみにアメニティは北海道で生まれた植物発酵90年の歴史をもつ大高酵素のナチュラルケアシリーズに川側和洋室の2階フラットタイプのみのBVLGARI。
冷蔵庫にはキンキンに冷えたビールとお水が用意されており、足りなくなったらいつでも補給してくれる仕組み。いい香りのお香も好きなタイミングで楽しむことができ、最高のリラックスタイムを演出。
Barがオープンする18:00までは温泉を楽しみつつ、ビールで喉を潤すなんていう贅沢も思いのまま。あー、幸せすぎて怖い・・・!
館内には内湯と露天風呂がある大浴場もあって、広々とした温泉も満喫できるように。特に内湯は高級スパのようなインフィニティデザイン。また露天風呂は雪景色を眺めながらの温泉が楽しめます。
館内はどこを見渡しても素敵すぎて、時間がたつのがあっという間。館内にはこうした休憩スペースやライブラリー、レコードルーム、茶室、カフェもあります。
玄関や和室の部屋までもセンスの良い和骨董を中心に李朝や明朝家具が配置され、古き良き時代のものとモダンなものが上手にMIXされた空間に。
夕食の時間をあらかじめ指定しておくと、部屋まで迎えに来てくれるというなんとも日本らしいおもてなし。部屋ごとに食事場所も個室になっていて、リラックスして過ごせるのも嬉しい。
まずはドリンクリストの中から好みのものをオーダー。わたしはおたるビールを。
ワインは地元のおたるワインがぶどう品種ごとに用意されていたり、フランスのものも。まさに至れり尽くせり。バランス感覚がすごくいいという印象。ソフトドリンクも充実しているのでお酒が苦手なひとでも楽しめます。
食事は北海道の最高級のものを少しずついろいろと頂けて、何を食べても美味しい。素材の味を生かしながらもメリハリの効いた味付けに。たとえば海鮮を蒸したものはXO醤で、ホタテにエビ、サーモンという北海道を代表するものはお刺身で。
脂ののったお肉でボリュームが出て満足感アップ。とにかくバラエティに富んでいて食べ飽きないように工夫されているのでした。最後のデザートまで丁寧ですべてがおいしい。正直、想像以上で小樽最高の晩餐を堪能しました。
大満足の夕食を終えて向かったのは、雪景色を見ながらお酒が楽しめるBar。眠くなったらすぐに部屋に戻れるという最高の条件です。
オーセンティックなカクテルをはじめ、ワインやウイスキーの品ぞろえも。何よりもお洒落なカウンターに座っておしゃべりをしたり、ひたすらボーっとする時間が最高に楽しくて。
Barの料金ももちろん宿泊費に含まれているので、心置きなく楽しめるのも嬉しい。さらにオーダーしたお酒は部屋で飲むこともできるという。
ライブラリーから読みたい本をピックアップしてみたり、好きなレコードを見つけたらレコードルームで音楽とともにお酒を楽しむことも。
Barだけでなくカフェでコーヒーやお茶を飲むこともできるので、自分好みの夜時間が過ごせます。
ホテルや旅館に泊まった日の朝ごはんが密かな楽しみ。いつもはほとんど食べないというのに、こういう時はモリモリ食べられるから不思議です。
小樽旅亭 藏群では指定した時間にあわせて、部屋ごとにお釜で炊いてくれるごはんがとにかくおいしくて。こういうのが本当の贅沢なのかしら、と。夜に出してくれたお米とはまた別の品種だったりもして、その気遣いの細やかさに感激。
食後はカフェでコーヒーを楽しんで、チェックアウト前に再び温泉タイム。
1泊しかしていないというのにとにかく満足度充実度が高い!これはもう、毎年来るしかない!はっきり言ってかなりコストパフォーマンスの高いお宿だと思います。
千歳空港までは羽田からわずか1.5時間、さらに空港から小樽築港までは快速で30分なので、距離的には遠くても移動時間はそんなにかからないので想像以上にアクセスがいいという。
チェックアウト後は小樽駅まで送迎してくれるのであわせて小樽観光もできますよー!
小樽旅亭 藏群近くの観光におすすめなのが、小樽運河の観光や小樽駅にある名店の立ち食い寿司、伊勢鮨駅中店。
美しい小樽運河の風景を眺めてうっとりしたり、近くにあるオシャレなカフェでお茶を楽しんだり。
伊勢鮨駅中店は小樽駅改札の脇にあるお土産屋さんの並びにひっそりとオープンしています。名店の手の込んだネタが格安かつお手軽に食べられることもあり、人気。行列していて少し待つこともありそうなので時間に余裕をもって訪れたい。
また小樽駅から電車に乗って30分ほどの距離にはマッサンでおなじみ、ニッカの余市蒸留所も。無料の見学ツアー(予約制)やここでしか買うことができない限定のウイスキーがあり、有料試飲コーナーでは貴重なウイスキーの数々を味わうことができます。
さて、今回の 小樽旅亭 藏群レポートはいかがでしたか?ビッグローブでは2019年2月13日15時までみなさんおすすめの温泉地や温泉施設(温泉旅館・ホテル)を決定する、温泉大賞®のエントリーを募集中です。
ぜひみなさんお気に入りの温泉や温泉宿を教えてください。運が良ければ素敵な商品が当たっちゃうかも?
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トラベルブロガー・フォトグラファー・ウェブクリエーター
ふつうのオンナノコの毎日を描いた「hommaniaポータル!」を運営。特に日本を含むアジアが得意分野で、バンコク(タイ)や香港の記事も多数。
企業との仕事では、キャセイパシフィックの「香港スタイル」やマイクロソフト「世界一周紀行」、ポンズ「スイートルーム1ヶ月滞在」など多数。
カメラや最新ガジェットに目がなく、「ほんまちゃん撮り」と呼ばれる自然やシティの風景になじむような自撮りが人気。