西日本随一と評される本格的な野外能舞台「千寿殿」は4階に張り出した屋上部分に設けられている。その舞台を鑑賞できるようにと、能舞台に臨む食事会場のレストランと宴会場は総ガラス張りだ。もちろん、野外にも鑑賞席が設けられている。能は毎晩夕食の時間に合わせてプロの能楽師によって上演され、道後の夜を幻想的な雰囲気で彩る。風姿花伝の心を現代に伝えるもっともわかりやすい形が、この能舞台といえるようだ。
宿は道後温泉でも屈指の老舗。現在の建物は平成8年8月にグランドオープンし、鉄筋10階建てと大型だが、建物の壁を聚楽壁にするなど、細部にわたって和の粋を生かした内装になっている。写真はロビーラウンジから見た中庭で、木の柱と障子が日本情緒を醸しだしている。1階のコーヒーラウンジ、バーやクラブ、また地下1階の浴場も美しい日本庭園に臨み、それだけ見ても和の趣が感じられるように配慮されている。
写真はロビーから中庭を見たカットだが、全体にすっきりとしたホテル的な意匠で、照明や桟などには現代的な和の情緒を盛りこんでいる。そのセンスは経営方針に顕著で、チェックイン・アウトがともに12時、食事はすべてレストランか宴会場、そしてシングルの洋室を28室も用意するなど、見事なまでにホテルの機能性を採り入れている。スタッフの対応もそれに合わせてテキパキとした印象なのが心地いい。
「和風旅館の原点回帰」を目標に、和の情緒とホテルの機能的な快適さを楽しんでいただくサービスを心がけております。お客様にはきっと満足していただけると、自信を持っております。(取締役専務の奥村保樹さん)
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