寛永4(1627)年の創業より、琴平の町と自然とともに歩んできた歴史ある旅館が2008年に装いも新たにオープン。珍しい山の傾斜地を利用した庭園内の離れに加え、露天風呂付き部屋、琴平の街並みが一望できる洋室など、ロケーションにこだわった客室・露天風呂が話題だ。そして宿の自慢は、食の宝庫である香川の食。有名な讃岐三畜(讃岐コーチン、讃岐夢豚、讃岐牛)、瀬戸内海の海の幸、讃岐うどんと、香川の味に出会える悦びを堪能したい。
宿のシンボルである数奇屋造りの客室は3室。庭園に点在する離れ屋で、森鴎外、与謝野晶子をはじめとする往年の文人も宿帳に名を連ねている。本館の露天風呂付き客室・富士見台、朝日の登る東側に面した洋室・松月テラスもリニューアルし、さまざまなタイプの部屋がそろえられている。もちろん、昔ながらの雰囲気を残した和室も。滞在客のニーズや好みに応じた部屋で旅館宿の風情を大いに楽しみたい。
琴平町の温泉郷、こんぴら温泉いこいの湯は別名「美人の湯」。さらりとした肌あたりの湯はぜひ露天風呂で堪能したい。男女ともにリニューアルされた露天風呂は琴平山の竹林が間近に迫るロケーションで、竹林の青々とした香りを深呼吸できる清々しい湯浴みに。よりプライベートに楽しむなら貸切風呂「なごみ湯」の檜風呂でのひとときもよい。湯上りに音楽を聴いたりお茶を飲んだり…部屋がまるごと浴場になった贅沢な空間でのこだわりの時間が過ごせる。
瀬戸内海の温暖な気候風土の中で育てられた山里の恵みと海の魚介類。自慢の料理は何といっても「讃岐三畜」を堪能できる讃岐コーチン&讃岐牛づくしだ。やわらかで風味の豊かな味が評判の讃岐牛のしゃぶしゃぶ、低カロリーながらしっかりとコクのある讃岐コーチンの石焼きをはじめ、好みのプランをセレクトできる。もちろん香川ならではの「讃岐うどん」も登場するなど、地産の食を極めた満足感ある美食が楽しめる。
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