毛利家の城下町として栄え、幕末や明治維新期には多くの逸材を輩出した萩の街。その海沿いに位置し、「日本の夕陽百選」にも選ばれた菊ヶ浜を目の前にするのがこの宿。世界が茜色に染まる菊ヶ浜の夕景はまさに圧巻。ラウンジの先に設けられた月見台から、日の入りをじっと見守りたい。また、この宿には9つの湯舟があり、館内で湯めぐりが楽しめる。その他、岩盤浴ルームなど多彩なリラクゼーションシステムを備えた「癒しの部屋」は特に女性客に好評だ。
なんといっても露天風呂付客室が素晴らしい。「なでしこ」「りんどう」など愛らしい和の花の名が冠された個性豊かな13の部屋にはそれぞれ木製のテラスがあり、檜や陶器の湯舟が置かれている。目の前に広がる菊ヶ浜と青い海、爽やかな波音、頬をなでる潮風……自然のパワーに満ちた空気の中で入浴を楽しめば、身も心もリフレッシュできるだろう。湯上りのひとときをシックな内装の部屋でくつろげば、明日への元気がむくむくと湧いてくるのが感じられる。
この宿では、3つの浴場それぞれに内湯が1つと露天風呂が2つあり、合わせて9つの湯舟で湯めぐりが楽しめる。「海風の湯」ではその名の通り、菊ヶ浜から吹いてくる海風に包まれながらの湯浴みができる。露天の岩風呂もなんともいえない風情がある。和風モダンな意匠の「月見の湯」では、はぎ温泉の心地よい湯でじっくり身体を温めることができる。同じくはぎ温泉の湯が満ちる「夢見の湯」では、ぜひ木の香も快い露天檜風呂での入浴を堪能したい。
食事には、日本海の新鮮な海の幸や、山口の地味豊かな大地で育まれた産物を贅沢に盛りこんだ和風会席がふるまわれる。訪れる客に特に人気なのが、ご飯として出される海鮮釜飯。ふたを開けた瞬間に磯の香りがぷんと漂い、思わず唾を飲みこむ逸品だ。海辺の宿ならではのご馳走だが、夏季はお休みということなので、その場合は次回のお楽しみに。窓の外の日本庭園を眺めながらゆったりと夕餉を愉しむ時間は、目も舌も大満足のひとときとなるだろう。
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