1932(昭和7)年の完成以来、変わらずに保ってきた日本建築。東西に約120mのびる建物は、そのほとんどが国定有形文化財に登録されている。宮大工の職人たちが一つ一つ端正に作り上げた建物は、日本建築本来の質実さを残しつつ気品漂う秀麗さも併せ持つ。中に足を踏み入れると感じるのは、心地よい木のぬくもりと香り。やさしい雰囲気に包まれた館内は懐かしい和の空気が漂う。長い時を経ても決して変わることのないたたずまいを体感できる。
霊峰三徳山から流れる三徳川を望める2階と3階、専用の露天風呂を配した1階。27室ある全ての部屋は、違った特徴を持っている。傘のような天井を持った「南天の間」。2つの専用露天風呂があしらわれた「水仙の間」。桜、杉、竹のそれぞれは、その名の通りの材木を柱や天井に使い形成されている。宮大工のイマジネーションと遊び心が溢れた部屋の数々は、それだけで何度も足を運ぶ価値があるだろう。
約120mにわたって三徳川の流れに沿うように建つ当館は、上階の客室からその清流を眺めることができます。同様に各露天風呂もそのせせらぎが聞こえるよう配しております。木造りの館内とともに自然がくれる安らぎをご堪能ください。(営業部長 富岡 浩一さん)
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