榊原温泉は、清少納言の『枕草子』の中で、「湯は七栗(ななくり)の湯」と称えられている日本三大名泉のひとつ。「七栗」とは榊原温泉の昔の呼び名だ。由緒ある温泉郷にあって創業90年を迎えた「湯元榊原舘」は、館内に1本、敷地内に1本の2本の源泉を有する「源泉掛け流しの宿」。豊富な湯量で訪れる人の身体と心を癒すだけでなく、地産地消をテーマに地元の食材にこだわった料理で味覚をも満足させてくれるオススメの宿だ。
落ち着いた佇まいの和室の窓から外を眺めれば、目の前に迫る山々の静かな風景や、やさしい川のせせらぎに心癒される。四季折々の豊かな自然を身近に感じることができる客室は、築年数によって「月の館」「花の館」「夢の館」の3つのエリアに分かれている。「花の館」には露天風呂付客室やバリアフリーの客室もあり、家族連れやカップルにも人気。客室の露天風呂は、昔懐かしい五右衛門風呂や丸型の陶器風呂など4つのタイプがある。
まろやかでぬめりのあるお湯は無色透明で、肌をしっとりと包み込む「美人の湯」として人気。榊原の源泉を広々とした大浴場と個性ゆたかな露天風呂で楽しめるのがこの宿の特徴だ。1階にある2つの大浴場とそれに隣接する露天風呂(「おそめ」「為の助」)、6階にある2つの展望露天風呂「天つ木の湯 天翔」「天つ木の湯 天雅」は男女入替制。このほかに3つの貸切展望露天風呂があり、3,150円/50分で利用できる(要予約)。
ダイニング「厨草子」では、「地産地消」をモットーに三重県産黒毛和牛や松阪牛といったブランド牛をはじめ、地元三重県産の安心安全な食材を使った料理を提供している。お米は旅館の自家製米というこだわりよう。また、伊賀焼きの土鍋を使い地元産の野菜を源泉で蒸し上げる「温泉野菜蒸し」が人気。じっくり蒸し上げることで野菜の甘味が増すヘルシーな逸品だ。毎月献立を変える「ふるさと会席」で四季折々の美味を堪能したい。
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