長篠の合戦の大敗以来、甲斐の国は上杉・北条・織田・徳川が互いに牽制しあう状況にあった。そんな中で、武田勝頼は、北条氏政の妹を正式に娶う。北条夫人の輿入れは盛儀を極めたものであり、御坂峠を越え黒駒の武藤家で一泊し、その際小田原から持参した黒松の鉢植えを記念として残していった。現在、ホテル石風の前庭にある松は武藤家から譲り受けた北条夫人遺愛の松。高さ約4.5m、盆栽の品位を備えた美しい姿を保っている。
玄関に一歩踏み入れると、まばゆいきらめきを放つシャンデリアと美しく輝く淡いピンクの大理石が置かれた広々としたロビー。フロアには宝石を象った一枚仕上げのじゅうたんが敷き詰められ、フロントの壁面には薄く切り取って張り付けたモザイクが緑色の光を照りかえす。ちょっと奥に入れば、吹き抜けの天井からワインのボトルがさかさまになって、ワイングラスに光があふれるイメージの絢爛なシャンデリアが迎え入れてくれる。
石和温泉の旅館としては古参のひとつです。「この旅館に行ったことがあったんだな」と、どんなときでもお客様に思い出していただけるような「追憶の宿」として、心に残るサービスでおもてなしいたします。
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